N°
937
1er juin 2022
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Culture
04
Cinéma
05
A table!
06
ヒエログリフ解読 200 周年の展覧会。
カンヌ映画祭から〜デプレシャンの新作。 鴨胸肉には甘酸っぱいソースが合う。 10-11
毎月 1 日発行
Gratuit / 無料
ディジョン
ガストロノミー体験︒
オービュッソン︑ 宮崎駿を織る︒
Petites Annonces
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フ
ランスの食文化がユ ネスコの世界 無 形 文化 遺産に登 録さ れて11年。ブルゴーニュ地方の 首 府 ディジョンに「Cité de la Gastronomie et du vin」がオー プンした(以下、シテ) 。ユネス コ登録後、国内4都市に食の文 化施設を創設するという政府決 定に沿って2018年に開館したリ ヨン(休館中)に続く、2番目の もので、今後パリ=ランジス、 トゥールとオープンが続く。 6.5ヘクタールのシテには選 りすぐりの食材店が並び、店頭 で調理したものをその場で食べ られる「ガストロノミー村」、地 元の3つ星シェフ監修のレスト ランやブラッスリー、3000銘柄 のワインを揃えた大カーヴ(写 真)。食とブルゴーニュワインに ついて、またディジョンの歴史 と建築史に関する展 示。料理 学校、ワイン学校もある。 「食文化」とは何か。フラン スの食の伝統とはどんなもので、 それをいかに後世に伝え、同時 に世界へ発信するのか......難し い宿題を抱えたシテ・ド・ラ・ ガストロノミーだが、実際行って みると人々は嬉々としてワインを 試飲しグジェールをつまみ、展 覧会で新しい発見を楽しんでい る。町のレストランも笑顔でテー ブルを囲む人でいっぱいだ...。 まさに食 文化が息づいている ディジョンの町で、新しい形の ガストロノミーを体験してみるこ とにした。 (六)