マグダ・アマラ:完璧主義者 ソリストとして、また室内楽に情熱を傾ける引く手数多のピアニストとして、マグダ・アマラ マグダ・アマラは、ウィ ーン楽友協会、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルテウム(ザルツブルク)、コンセルトヘボ ウ(アムステルダム)、チボリ(ユトレヒト)、ライスハレ(ハンブルク)、バーデン=バーデン祝祭 劇場、チューリッヒ・トーンハレ、モスクワ音楽院大ホール、リンカーン・センター(ニューヨーク) など多数の誉れ高い舞台に立ってきた。ルツェルン音楽祭、ユトレヒト国際室内楽音楽祭、メクレンブ ルク=フォアポンメルン音楽祭、シオン音楽祭、ドヴォルザーク音楽祭(プラハ)、モンペリエ音楽 祭、ベスト・オブ・ノルトライン=ヴェストファーレン、ノイベルク文化の日、アッターガウ文化の夏 など、様々な音楽祭に参加し、またウィーン室内管弦楽団、北オランダ管弦楽団、ラインラント=プフ ァルツ州立フィルハーモニー管弦楽団およびブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団などと共演してい る。アマラは熱烈な室内音楽奏者で、70以上の室内楽曲をレパートリーにもち、ジャニーヌ・ヤンセ ン、ジュリアン・ラクリン、ルノー・カピュソン、カンディダ・トンプソン、ダニエル・ロザコヴィッ チ、バイバ・スクリーデといった著名なパートナーや、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリ ン・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者や団員と共演してい る。オランダのチェロ奏者ハリエット・クリーフとはとりわけ多くの共演を重ね、彼女とはブラームス とラフマニノフの「チェロ・ソナタ」の2枚のCDを録音しており、2013年と2015年にオーストリアのレ ーベル、カプリッチョからリリースされている。これまでに合わせて6枚のCD録音があり、いずれも権 威ある賞を受賞している。 アマラはモスクワに生まれ、モスクワ音楽院でセルゲイ・ドレンスキーとアレクサンデル・ボンドゥリ ャンスキに師事した。ウィーン国立音楽大学ではシュテファン・ヴラダーのもとで学位を修め、青年音 楽コンクール(Jeunesses Musicales)、エンニオ・ポリーノ国際ピアノコンクールや複数の室内楽コン クールで第1位、ウラディーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで第3位に着くなど、多くのコン クールに入賞している。
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